岐阜県本巣市にて人見友紀の油彩画を買取いたしました

査定ポイント

「伝説の逃亡画家」として有名な人見友紀の油彩画を出張買取にてご売却いただきました。
人見友紀は風景や静物、人物など多様なモチーフを描き、作風や技法も様々であるため、代表作を挙げるとなると難しい作家です。
岐阜県で画廊を開いたため、東海地方では比較的よく拝見する作家のひとりでもあります。
人見友紀作品はどのようなモチーフでも人気がありますが、強いて挙げるのであれば雪景色の作品が他作品より少し評価が高い傾向にあります。
今回の作品は雪景色でこそありませんが、近年人気の高まっているリアリズムの油彩画であるため、サイズ、状態なども考慮し、しっかりと高価買取させていただきました。

人見友紀　略歴

1940年　東京都に生まれる
1972年から1973年にかけて発生した美術品の窃盗事件に関与したとして逮捕寸前のところで妻とともに海外へ逃亡。日本初の国際指名手配犯となる。
ヨーロッパを中心に逃亡生活を送る中、スペインの画家と出会ったことで画家を目指し、ギリシャで人気画家となるも、父親の訃報を聞き帰国を決意。
1986年　大使館へ出頭。13年間ぶりに帰国し、そのまま逮捕。懲役3年6か月となり服役する。
出所後は岐阜県美濃市にて画廊を開き、創作を続ける。
1999年　国際芸術文化勲章を授章
1999年　逝去