鼈甲高価買取

美しい飴色が人気の鼈甲細工
模造品も多い鼈甲の買取は、

古美術はじめ堂にお任せください

ウミガメの一種であるタイマイの甲羅を原料としている鼈甲。
自然界が育んだ独特な飴色は人肌への馴染みも良く、古くから装身具などの材料として愛されてきました。
江戸時代には櫛や簪などの鼈甲細工が上流階級に普及し、現代では鼈甲製の眼鏡フレームが高い人気を集めています。
鼈甲特有のしっとりとした質感は他の素材での再現が難しく、愛好家の心を掴んで離しません。
もしも貴重な鼈甲製品のご売却をお考えでしたら、ぜひ一度古美術はじめ堂へご相談ください。

鼈甲の査定ポイント

ポイントその①
色

鼈甲と言うと、綺麗な飴色や茶色と黄色の斑模様を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は鼈甲は色によって希少性が異なり、鼈甲の査定において最も重要なのが色です。
色の種類は白甲、オレンジ甲、黒甲、バラ甲、トロ甲など様々ありますが、模様が無く透明感のある黄金色に近いほど価値が高くなり、最高級品は白甲と呼ばれます。
同じようなお品物の場合は、色の違いで査定額に10倍以上の差が出ることも多々あります。

ポイントその②
細工

細工の美しさも、査定の大きな要素になります。
特に櫛や簪などの装身具では、鼈甲そのものに彫刻が施されているものの他に、翡翠や珊瑚が嵌め込まれたものや、蒔絵や螺鈿が施されたものなども多いです。
華やかで繊細な作品はそれだけ評価も高くなり、最高級品である白甲のほかに、細工を引き立てる真黒の黒甲も珍重されています。

ポイントその③
作者

無銘の作品が多い鼈甲細工ですが、櫛や帯留などには作家の銘が入っている物もあります。
鼈甲作家というよりは、鼈甲に施された蒔絵や螺鈿の作家の銘であることがほとんどですが、著名な作家の作品はやはり人気があります。
作家名と同時に共箱（作者のサインや落款が入った木箱）が有る場合はプラス査定となりますので、共箱がある場合は、必ず一緒に査定にお出しください。

よくあるご質問

本物の鼈甲かわからないのですが査定してもらえますか？: 真贋も含め鑑定士がしっかりと査定いたしますのでご安心ください。

虫食いがあるのですが買取可能ですか？: 虫食いなどがあるお品物も買取しておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。

ウミガメの剥製は買取可能ですか？: 申し訳ございませんが、買取可能なのは加工品のみとなりますので、剥製の買取はお断りしております。

鼈甲以外も買取してますか？: 鼈甲以外にも、骨董品、茶道具、陶磁器など買取しております。気になるお品物がありましたら、ぜひご一緒にお問い合わせください。

鼈甲のご売却について

鼈甲細工は小野妹子が隋から持ち帰ったものが日本最古と言われており、その希少性から将軍家などへの献上品として珍重されてきました。
もともと貴重な素材だった鼈甲ですが、ワシントン条約でタイマイが保護されるようになってから、さらに希少価値の高いものとなっています。
現代において、櫛や簪などは需要の減少から買取価格は下がってきていますが、最高級品である白甲の細工物や著名作家の作品などはまだまだ人気があります。
また、白甲やオレンジ甲で作られた眼鏡フレームは大変人気があり、鼈甲の色や使用量によっては10万円以上の査定価格も珍しくありません。
しかし鼈甲の希少価値が高いからこそ、樹脂や水牛の角で作られた「鼈甲風」の模造品も多く、見分けるには経験が必要です。
もしお手元にご売却をお考えの鼈甲製品がございましたら、経験豊富な鑑定士がいる古美術はじめ堂にご相談ください。